姉小路 藍の回廊日記

はじまりと終わりの間に長い長い回廊が。

目的地と地図

目的地は、自分で決めるべきであるが、なぜか世の中、目的地が決められないで困っているという方々がいる。目的地がないということは、そこにとどまり続けるというわけではない。知らぬ間に流されるということだ。かりに、そこに留まるという考えがあるとすれば、まさに、そこが目的地であり、留まり続けるために、手立てを講じるだろ。

目的地が定まると、そこへ至るための地図ができる。世の中の透明度が高くなって、地図を描くことは、かなり容易になったと同時に、いくつもの道ができた。

かりに、ここにとどまり続けることが、目的であれば、その目的を達するための手法こそが、地図であり、それを戦略ともいう。f:id:kyotoaneyakoji:20170609104015j:image

ひも理論がいう不確実な世界

ひも理論によると紐は、不規則に震えながら常に形を変えて存在するものらしい。結局、存在しているものを、どこまでも小さく分解していくと、不確実性という真実に突き当たったということだ。これは、我々が今を生きる人生そのものではないか。

濃いと薄い

分子をさらに分解すると、粒子があって、それは、つぶつぶのようだが、何かの波動のようでもあり、究極の存在はあたかも実態がないが如くに存在しているらしい。そうなると目で見えるものとはいったいどんな意味があるのだろうか?密度の高いところが、有で、低いところが無?つまるところ、濃ゆいか、薄いか?それだけのことか?