姉小路 藍の回廊日記

はじまりと終わりの間に長い長い回廊が。

空港という回廊の「分かつ場所」

外国、海外、国外、いろんな言い方をして、

内ではなく、外だという定義をつける。

 

空港、内と外を分かつ場所。

空の港。地上と、空中を分かつ場所。

あの巨大な鉄の塊が、空中を飛び回る。

回廊

回廊は、そこにすでにあるのではなく

自分が進むその足元に知らぬ間に現れる

道。もう長らく誰も通らなかったのであろう

回廊に踏み込む。足を踏み外すなどということはない。必ず足元には、回廊の床がある。回廊を歩き終えねば回廊から出ることはないのである。